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肝心なことは思い出

【 テーマ:思い出の式 】

私はその日、月に1回もしくは2ヶ月に1回は訪れる
ある地の最寄駅に向かっていました。

天気が良ければ自転車で向かうこともあるのですが、
その日はとても寒く、「あれ?春は?」という気温だったので電車で。

基本的には、待ち合わせの時間より早く着くタイプの私は、
足早に家を出て、余裕を持って駅へ。

 

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駅へ向う途中、あまりの寒さに自販機で暖かいものを買おうと、
駅前にある激安自販機の前で押しを止めました。

赤い帯の付いた「あたたかい」の印刷のされた列を見て、
どれにしようかと悩みます。
50円の小さめの缶コーヒーか、
60円の長い缶コーヒーか、
60円の小さめのペットボトルに入ったお茶か、
80円の大きめのミルクの入った缶コーヒーか。

 

私は悩みました。
どれが一番身体を温めてくれるのか。

私は悩みました。
この冷え切った身体にはどれが合うのか。

電車の時間まで、まだ猶予はあります。
なんなら1本乗り遅れても余裕です。

こんなことで悩むことでは無いと思っているのですが、
こんなことでも、何故か後悔はしたくない。
最良の選択がしたいと思ってしまう貧乏性な性格が立ちはだかります。

最良の選択とは。

 

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そもそも、なぜ身体がこんなに凍えているのか。
私は家で何をしていたのでしょうか。
お風呂にでも入れば良かったのに。
なぜどうにかなると思ってしまったのか。
まだ家を出て数分のところで、こんな後悔をすることになるとは。

そう後悔しても仕方ありません。
今は、何を買うかの決断の時です。

 

私は悩んだ末に、
昔から馴染みのある60円の長い缶コーヒーにすることにしました。

財布から小銭を取り出し、硬貨投入口へ。

今さっき、馴染みのある60円の長い缶コーヒーを買うと決めたはずなのに、
見上げた先にある、並んだ光るボタンたちを見ると、何故か決意の揺らぎが。

「やっぱりこっちが良いかな?」

うっかり目移りをしてしまうというハプニング。
先ほどの決断はどこに。一瞬の気の迷い。
どうするか。どうしようかな。でも。そうだな。

「いや、これだな。」

無事に、馴染みのある60円の長い缶コーヒーのボタンを押すと、
下の取り出し口より、馴染みのある60円の長い缶コーヒーが出てきました。
それを左手で取り、両手でしっかりと握りしめながら、
まずは両手を温めます。

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両手を温めながら改札へ向い、ICカードをピッとしホームへ。

ホームでもしばらく買ったばかりの缶コーヒで両手の暖をとりつつ、
そろそろ身体の内側も温めるべく、
右手の人差し指でステイオンタブを開けました。

 

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ステイオンタブって何?

プルタブじゃないの?
プルタブは昔の缶から離れるタイプのやつだって?

知りませんでした。

 
 

ということが言いたかっただけのイダです。
おはようございます。

このあと、無事に友人と合流して、
初めてのエスカルゴを食べました。

前からそのお店で、何度か注文しようとしていたのですが、
いつも友人があまり気乗りをせず、なんやかんや注文しないまま。
しかしこの日は、スペシャルゲストが来ていたこともあり、
あの腰の重い友人も気が大きくなり快く注文。

 

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ついに登場しました。エスカルゴ。

感想は、、、まるで貝でした。

この日のお会計は1人1600円。

あんなに飲み食いしたのに?
お腹いっぱいになるまで料理を注文し、
そこそこ陽気になるまでワインをお代わりしまくったのに?

さすがネット上でコスパ最強と言われるイタリア料理店です。
コスパ最強の称号は伊達ではありません。

1人3000円払うぐらい飲み食いしようと、
毎回、共に行く友人たちと意気込んでいるのですが、
なかなかその目標は達成されません。
なんならメンバーが増えたことで目標から遠ざかる結果に。

なんということでしょう。

次回、もっと頑張ります。

 

そんな愉快な友人たちと大阪で出会った頃、
地元での開催される成人式に出席するために帰省していました。
数年ぶりの会う旧友たち。

そんな旧友たちとは、成人式の時にしようと決めていたイベントがありました。

そう、タイムカプセルの開封です。

中学の卒業式の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こし、
その中身でワイワイしようぜ!的なイベントです。

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成人式後に、スーツのまま集合。
スーツのまま穴掘りをするという奇行を決行。
スーツのまま穴掘りをする10名。
間違いなく変な光景だったと思います。

もう20歳なのに。
童心に帰るとはこのことでしょうか。
どこに埋めたかの地図を片手にスーツのまま穴掘り。

 

しかし、なかなか見つからず。

「あっちか?こっちか?」

終いには、あちらこちら掘りかえす始末。

日が暮れてきました。
この後に同窓会があり、リミットも決まっています。
暗くなると掘れないし、同窓会の時間も迫っているしで焦りだすスーツ姿の10名。

最後に、改めて地図の確認をして、距離を測りトライ。
すると無事にタイムカプセルを発見。
必要以上の労力も相まって喜びも一入です。

 

ちなみに、中身に関しては記憶にございません。

つまり大したものは入っていなかったのでしょう。
そんなものです。

物よりも、共に過ごした時間が宝物だったのですね。

 

お後がよろしいようで。

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